アドバイザー派遣事業(作業道の開設 2017年9月10日 日高村)
写真:右から1人目が片岡正法さん、右から3人目がアドバイザーの橋本光治さん
- 支援制度:アドバイザー派遣事業
- 取材日 :平成29年9月10日
- 場 所 :日高村
- 利用者 :片岡 正法:「木の駅ひだか」駅長、前NPO法人土佐の森・救援隊理事長
- 費用負担:利用者負担無し
- アドバイザー略歴
橋本 光治 : 徳島県の橋本林業 代表
専業自伐林業者として、38年間林業に従事
伐倒・搬出・枝打ち等林業全般に取り組む。
紹介記事
http://jibatsukyo.com/person/hashimotofamily
支援制度の活用目的
高知県が設けるアドバイザー派遣事業を活用し、コストをかけずメンテナンスが容易な作業道を開設する、「高密度路網」の技術を指導者であり「自伐林家」の橋本光治さんに、アドバイザーを依頼した。
アドバイザーの派遣に関する費用は全て支援制度で支払われる。
山を歩いて「壊れない道」をつける
依頼したのは山頂まで約1.5kmの作業道の線形の設定
橋本さんは山を歩き、その経験から環境にやさしい「壊れない道」の線形を1日で設定してしまう。
橋本さんがつける高密度の作業道の特徴は
- 幅2~2.5メートル、法面の切り高1.4メートル以下
- S字に道を付け水を分散させ、養分を行き届かせる。
こうすることで、森林を壊さずメンテンスが容易な壊れにくい作業道を開設することができ、森林管理・施業が楽になる。
支援制度について
片岡 正法さん:「木の駅ひだか」駅長
「非常に助かっている、アドバイザー派遣以外にも、県の支援制度はきめ細かく、蜂刺され対策なんかもある、こういった制度は他県ではない。
まだまだ支援制度の認知度は低く、我々や地域おこし協力隊の方が主に利用しているのが現状では?
もっと支援制度の活発な活用が求められていると思う。」
アドバイザー橋本 光治さん:徳島県の橋本林業 代表
「良い道を開設すれば山が変わる。林業をやってみようという気になる。
人にやる気を起こさすのも、嫌気を起こさすのも道ひとつ。
だから できるだけやる気を起こしてくれるような道を開設するよう心がけている。
ユンボ等の重機の使い方も指導するので、支援制度をもっと活用して欲しい。」