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STYLE04林業+地域づくり

山の仕事だけで
1年をまわす林業スタイル。
四万十川の未来も見据えた林業。

森杜林産組合 代表/高岡郡四万十町林 幸一さん

紹介

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200年先まで考えた山づくり。

 山と生きる。林さんの名刺にはそう書かれています。このあたりは大正ヒノキの産地。「故郷に帰って来て33年、豊かな山から多くの恵みを受けて暮らしてきました」。戦後、祖父と父が植林したヒノキが伐採期を迎えています。



 「これまでは皆伐して植え直すというサイクルでしたが、今は間伐を繰り返して木を太らせながら、人工林の間にナラやカシなどが自然に混交するような200〜300年の山づくりをめざしています。山が肥えて安定すれば、四万十川をよくすることにもなる。そういう思いで作業道も抜いています」。林さんらは山に負担をかけない低コストで崩れにくい丈夫な道づくりを目指しています。「山づくりは私の代では終らない。いかにその思いをつないでいくかが大事です」。10年前に「森杜林産組合」を設立。IターンUターンしてきた30〜50代までの4人で運営しています。


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地域づくりも林業の仕事。

 林産組合では、町内の個人の山や町有林などの間伐、作業道の整備などを請負い、年間通じて山の仕事をしています。「行政に助成して貰ったり、勉強する機会を与えて貰いながら、自分たちなりに少しずつステップアップしてきた」と林さん。作り手のいない田んぼの米づくりも引き受けています。「田畑を耕しながら周囲の山をどう生かすか。地域づくりも林業の仕事です」。中津川集落活動センターの代表も務め、地域を引っ張っていきます。


これまで活用した支援制度

●林業機械導入への支援 ●林業道開設等への支援

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