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STYLE06林業+飲食

林業と飲食業(カフェ経営)
2016年に東京から四万十市へ移住、
2シーズン目の実体験
夫婦二人三脚マイペースで
林業とカフェを営む

四万十市久保田 恭彦さん

久保田さんご夫婦

SHADE TREE Coffee


画像

第2の人生、豊かに暮らせるヒントは地方にあり。

 2016年に移住するまでマーケティングリサーチ会社に勤め、海外を飛び回るビジネスマンだった久保田さん。

もともと仕事も旅行も海外志向だったが、第2の人生を考える中で日本にもいいところがあるのでは? 引退して悠々自適ではなく、働けるうちに地方でしっかりと働く、林業にかかわりたいと漠然と考えていたところ、東京で高知県小規模林業推進協議会 中嶋健造会長の講演を聞いたのをきっかけに、2016年4月ご夫婦で高知県に移住した。

高知市内、本山町、佐川町等も見て回ったが、圧倒的な自然とシマントモリモリ団等が持続可能な林業を進めているところに共感し四万十市への移住を決めた。



カフェにて

林業大学校で取れる資格は全て取得、支援制度も活用して技術習得

 林業経験のない久保田さんがまずやったのは、林業大学校「短期課程」での技術資格の取得と現場経験、「とれる資格は全て取った、当然それだけでは全然足りない、足りない分は近くの現場に参加、とにかくいろんな繋がりを使って現場に参加し修行させてもらった。」

 

 支援制度も活用した。県の支援制度「アドバイザー派遣事業」を利用し、作業道の開設や伐木・選木の技術支援を行うアドバイザーを施業地に呼んでアドバイスを受ける事ができた、「実際に現場でアドバイスを受ける事ができるのは本当にありがたい」。
他にも県の支援制度の、防護服等の安全装備の購入に関する支援制度や、バックホー等の機械のレンタルに関する支援制度、間伐・作業道の開設に関する支援制度に加えて、国や市町村独自の補助金を併用している。


地域との繋がり、山との出会い、夫婦二人でコツコツと

 夫婦で林業に携わり1シーズン目の昨年は250mの作業道を自ら開設した、2シーズン目の今年は370mを目標に作業を行っている。
今年からはやっと出荷できる材が取れるようになった、作業のほとんどは恭彦さんが一人で行うが、重機の取扱、材の搬出、カフェの経営など奥様と二人三脚でコツコツと生活の基盤を作りあげている。

 現在久保田さんが作業をする山は、同じ地域の小規模林業家の方から、山主さんを紹介された事がきっかけ。オープンしたばかりのカフェの場所も、実はこの山主さんの持ち物、「空き家の使い方を山主さんと話す中で、観光客目線でカフェとか良いですよねーって言ったら自分がやることになりました。これからは副業型林業で素材生産だけではなく、高密度に道を付けて将来は一般の人が入ってこれるような森林公園のような良い山づくりをしていきたい、将来は施業場所を広げ、できれば自分たちの山をもちたい」と久保田さんは話す。
地域と山に根付いた豊かな暮らしが続いていく。

左:取材時点(2017年12月22日)難所の作業   →   右:作業道開通(2018年1月9日)


開通前 開通後

久保田さんの経営するカフェ

石窯焙煎コーヒー「SHADE TREE Coffee」
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SHADE TREE Coffee SHADE TREE Coffee

支援制度について

支援制度に関する詳細はこちら
http://kochi-shoukiborin.jp/support/

支援制度について

これまで活用した支援制度

●作業道開設等への支援 ●副業型林家育成のためのOJT研修 ●林業機械のレンタルの助成●林業機械のレンタルの助成●安全装備購入の助成

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